2010年05月26日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト特別盤 【【恐怖?感動?】部長はこういう20枚を発表しようとしていた!】

先週、「【恐怖!】実は部長はこういう20枚を紹介しようとしていた」なんて書いちゃったけど、そんな怖いわけではないのよ。

でもまあ、呆れた〜ていう感じはあるわよね。



今日は部長が今回の発表を始める前に作ったリストをみせちゃうわ[どういう経緯かはここを見てね!]。

ま、でも理由なく却下したわけじゃないのよ。これでも私も知らないCDは全部部長から借りて一度聞いたんだから。

でも、ロック好きのみんなに喜ばれなさそうな刺激の薄いものや、似たような人たちはちょっと削除せざるを得なかったわけ。

これでも悩んだのよ。じゃ、オリジナルのリストを見てみる?

Fourplay
Fourplay
これは紹介したわよ。

The Sun Don't Lie
The Sun Don't Lie
これはミスしちゃったわねえ。若き日のケニーギャレットが聞けるわ。それにしても邦題がえらい違うけどいいのかしら。

スーパー・ストリングス
スーパー・ストリングス
あまりディメオラばっかりもねえ…

Inner Galactic Fusion Experience
Inner Galactic Fusion Experience
タイトルはフュージョンだけどジミヘンみたいな感じかしら。

Guitar Trio: Paco de Lucia/John McLaughlin/Al Di Meola
Guitar Trio: Paco de Lucia/John McLaughlin/Al Di Meola
これも紹介したわよ。

シンギング・アウト・ラウド
シンギング・アウト・ラウド
テクはすごいんだけど曲にもっとひねりがあってもいいわね。

Rubia
Rubia
アーミックはいいんだけど、次のがもっと良いと思う。

Isla del Sol
Isla del Sol
これも紹介したわ。

Positive Thinking
Positive Thinking
ジャケットとちょっと違う優しい音よね

Duet
Duet
ちょっとこれもジャケットと違う優しい音よね。

パワーズ・オブ・テン・ライヴ
パワーズ・オブ・テン・ライヴ
うーん、ギターもあまり速いとがしゃがしゃに聞こえる?ブラックマーケットはかわいいけど。

Songs, Stories & Spirituals
Songs, Stories & Spirituals
これは心が落ち着いたわよね。

Come Away with Me
Come Away with Me
なんで急に彼女なのかしら?

Metal
Metal
これは今度取り上げたいわね。ジョン・パティトゥッチとかぶるのが怖くて避けたけど。

Cosmopolitan Life
Cosmopolitan Life
オヤジたちの戦いは良かったわ。

In New York
In New York
これも今度取り上げたいわね。ディア・マイルスをやっちゃったからできなかったけど。

Consequence of Chaos
Consequence of Chaos
だからどうしてそんなにディメオラが好きなの?

Dear Miles
Dear Miles
ジャズらしい一枚ね。紹介したわ。

State of Nature
State of Nature
タッピングってジャズギターにどうなのかしら?

ファイヴ・ピース・バンド・ライヴ
ファイヴ・ピース・バンド・ライヴ
ケニーギャレットはもういいかなと思ったのよ。え?ケニーのバンドじゃないって??

という感じでギターとベースばっかりで後は部長の趣味みたいなものばかりだったんだけど、まあ、何とか修正してバランスが取れた。

部:おいおい、それで今回発表されなかったものはどうなるの?

女:もちろん、第三回発表ですればいいじゃない。今回紹介できなかったものの中にとっても面白いものも多いし。部長はおいしいものは先に食べるタイプ?それとも後に食べるタイプ?

部:う、うーん先に食べたいほうだけど。

女:ま、でもジャズは一生聴いていける音楽だから、そんなに慌てなくてもいいのよ。じっくりしっかり生活の中に取り入れていけば。

部:それもそうだな、あわててCD買い込んで耳が消化不良になっても仕方がない。

部・女:そういうわけで、しばらく休憩をもらって、7月の一週目の水曜日から第三回発表を再会します!またよろしく(ね)!

_______________
*また七月にお会いしましょう!50年代にもう一度さかのぼります。


posted by ロック小僧 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト20[Only Everything] 【独特のブルース節に応援したくなる一枚】

女王の教室(以下女):早いもので、もう20枚最後に来ちゃったわ。

ロック部長(以下部):うん、そうだね、今回は分担したせいもあるけど、間に休憩とか入れないで一気に来たし。



女:なんだか紹介したCDの年が飛び飛びのような気もするけど、結構充実してたわね。

部:それで、ジャズをもう一度感じてみたいというのはどうだったの。

女:そうね、まあ、そんなすぐ何かが変わるってわけじゃないわ。でもいつまでも変わらないでいるっていうのはあんまりいいことじゃないのが分かったわ。部長こそどうなのよ。80年のロックとブラック・コンテンポラリーでずっと停まってたんでしょ。

部:うーん、そうだね、とりあえず2010年まで音楽をつなげて聴くことができたのは良かったなあ。なんか生きているっていいなあって感じかな。

女:また部長は大げさなんだから。でも分かる気がする。

Only Everything. David Sanborn. 2010. A Universal Music Company.

Only Everything
Only Everything

部:というわけで、最後は何にするか色々迷ったけど、デイヴィッド・サンボーンになった。他にもチックコリアとか最後の大物を出そうかなとも思ったけど。

女:サンボーンは、昔を知っている人にとってはフュージョンのブームの頃のアルバムよね。それで、何でこれに固執するわけ?

部:やっぱり時代は変わったんだなあというのを確認するためだね。僕が中学生高校生の頃の若いスーパースターが重鎮になっていて、かついまだ楽しそうに活動をしているという。

女:うーん、まあそうね。70年代のスターはもうみんな重鎮だわよ。とはいっても確かに年を重ねてからも精力的に活動している人って魅力的だわよね。ドラムのスティーヴ・ガットも部長は思い入れがあるんじゃないの?ほら…

部:そうそう、アルディメオラのアルバムで過激な戦いをアルと展開していたガットもすごいけど、日野皓正のアルバムでシャカシャカ、ハイ・ハットを刻んでいた『デイ・ドリーム』のスティル・ビー・バップが良かったなあ、ガッドも今も現役なんだね。

デイドリーム
デイドリーム

女:なんだか音楽っていいわよね。もちろん売れる売れないはあるかもしれないけど、やりたければいくつになっても体の動く限りやれるんだから。それから、オルガンのジョーイ・デフランチェスコはまだ30代後半だからまだまだ楽しみだけど、でもちょっとやせたほうがいいわね。健康に要注意よ。

部:そうだね、せっかく才能があるのに健康を損ねたらもったいないよね。

女:それで部長はどれが一番好きなの。

部:どれもこれもブルース仕立てで好きだけど、歌が入っている4曲目Let the good time roll がいいな。ジョーイのオルガンソロと、最後のイェヘーイエッヘー!という気合が何かすごい。

女:そうね、二曲目Only everythingなんかはどう、これこそまさにサンボーンの吹き方よ。

部:なんか、でもサックスでぐにょんぐにょんビブラートをかけるのは気持ちが悪い。そういう意味で曲調が似ている最後のBlues in the nightもちょっと気持ち悪い。もっとストレートな7曲目Halleluyah I love her soが最高だなあ。

女:まあ!結局、自分の好きな曲をつまみ食いしているだけね。呆れた。

部:いやいや、そんなことはないよ!いや、そうなのかも。ブルース調の曲なら何でもいけるんだ。

女:あんまりロック小僧から進歩しなかったてとこかしら。仕方ないわね。でも本当にジャンルとか枠とか、あるいは変な自分の生き様っていうと大げさだけど、音楽歴みたいなものにこだわらず、素直に面白いものを聴けるってのはいいことだわ。私も今回やっとこだわりが取れた。いつまでも好きなジャズがコルトレーンじゃおかしいもの。

部:そりゃそうだね。そしていつまでも現役でやっている演奏者が多いって意味ではジャズは一生ミュージシャンと共に自分の成長が楽しめそうな音楽だね。

女:そうね、じゃあ、楽しむことにしますか。

部:じゃとりあえず、また7曲目に戻して…と。

女:あ、こら!同じ曲だけ聴かない!!
______________
[スイングジャーナル誌ランキング:(部)2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:(女)三人がじっくりブルースに気持ちを載せたアルバムよ。ちょっと慣れがいるかもしれないけど、どの曲も傑作。浸れる一枚ね]

部:無事20枚紹介が済んで応援ありがとうございました!

女:来週は「【恐怖】実は部長はこういう20枚を紹介しようとしていた」を番外編で私がお届けしちゃうわ。呆れた!部長ッたらこんな選曲にしようとしていたなんて!

部:その後は、ちょっと休憩をいただいて、また1950年代に戻って発表を続けようと思います。

部・女:またよろしくお願いしま〜す!!


posted by ロック小僧 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト19[75] 【ベテランは若者の力でいつまでも輝く一枚】

あ、今日ブログを書いているのはロック小僧のほうです。先週は女王様も私もどうしても仕事から抜けられなくて、発行が遅れました。申し訳ありません。

ということで、このジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表も今日を含めて後二回になってしまいました。途中休憩などを入れなかったのであっという間ですね。



もう一度ジャズを見直してみたいという、おねえ言葉の女王様と二人であれこれ紹介していたら本当に早いものです。これが一回り終わったら、また1950年くらいに戻って第三回の発表を続けたいと思います。

それにしても、もうジャズとして押さえておくべき名盤は個人的に名盤と思ったものも含めて相当紹介しました。スイングジャーナル誌ランキングに出てくるものもあらためて数えてみるとかなりカヴァーされています。

そろそろ「ジャズ入門」というタイトルは卒業して「ジャズ中級」とかにして再出発するかもしれません。

人生は何回でも再出発できますし、新しい気持ちで取り組むのはいつでもすがすがしいものです。

75. Joe Zawinul Syndicate. 2009. Heads Up.

75
75

ということで、いわずと知れたウェザー・リポートのジョーザヴィヌルが自分のジョーザヴィヌル・シンジケートと呼んでいるグループで作ったライブ盤ですが、75歳の誕生日を記念して2007年にスイスで行われたライブを録音したものです。

二枚組みになっていて、若いミュージシャンの力を借りて、それも借りているというより、彼らの力を最大限に引き出して躍動感のある少しアフリカっぽい、エスニックぽい力強い曲を連続して披露してくれます。

ウェザー・リポート時代に一緒だったウェインショーターも一曲だけ別の録音で一緒にやっていますが、なんとあのマイルスの「イン・ア・サイレントウェイ」です。あまり元曲と似てないですが。

それで、なんというのか、うらやましいというのか、ウェザーリポートのときも、ジョー・ザヴィヌル自身は他のミュージシャンより年長で、かなり年も離れていたんだろうけど、若いジャコ・パストリアスの才能を最大に引き出して、ベテランのウェインショーターとも一緒にバンドの色を決定付けて、魅力的な仕上がりにしていた。

今回もはっきり言って自分の孫のような年の離れた若手とがんがんに渡り合って見事に全員がバンドとして融合しているんだなあ。

これがジョーの凄いところだよ、本当に。

ジャコももうちょっと自分の才能におぼれないでジョーの下でもっと音楽をじっくり作り出す時間を持てば良かったのになあ。

きっとジョーも苦悩したろうなあ、才能ある若い人の持て余す力をどう方向付けてあげるのか。もしウェザーリポートがもっと長続きするとか、コンスタントにいい意味でメンバーが入れ替わっていくようなバンドになっていたら、マイルスのような後進の指導所のようなところになっていたのかも。

一代でその音楽がぱあっと終わって後継者がいないプレイヤーが多くて残念だけど、その人を中心にどんどん若い人が育っていく。それって、ジャズだけじゃなくて今後の日本のいろんなところで必要となっていくことかもしれない。うん。

曲は一曲目Oriental Expressはスピード感にあふれ、ちょっとジプシー風の旋律がロックファンとしては嬉しい。三曲目四曲目はちょっとウェザーリポートのようなちょっとかわいい感じのカリブのお祭りのようなメロディーライン雰囲気で楽しい。二枚目はもうジョーの75歳の誕生日の曲で一緒にお祝いしたくなる。

フュージョンが青春の大事な一場面で流れていた音楽だった。そんな人は多い。

車でデート中にカーステで聞いたり、レストランでBGMでかかっていたり、ビーチの誰かのラジカセから流れていたり。そんな私たちを支えたジョーが最後に残してくれたアルバム。二枚組みの勢いに乗って最後まで聞いて欲しい。

___________
*[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:スピード感はすごいのだけれど、ちょっと似たような調子のところはあるかもしれない。でも最後にジョーが残してくれた作品だから楽しもう]

来週最後の一枚は…



posted by ロック小僧 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月09日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト18[Manhattan Reverie] 【脂が乗り切ったベテランの郷愁を誘う一枚】

今週はブログを書くのが遅れちゃってごめんなさい!

え?



連休で遊んでたわけじゃないのよ。あたしは一日早く出社して、連休中に遅れていたことをやってたの。そうしたらいつまでも溜まった仕事に終わりがないじゃない?まったくもう、みんなのんきに海外なんか行っちゃって!

なんて全然お詫びになってないわ。ほんとうにごめんなさい。

Manhattan Reverie. [マンハッタンの幻想] Richie Beirach Trio. 2006. Venus Records.


マンハッタンの幻想
マンハッタンの幻想


でいきなり本題のリッチー・バイラーク・トリオなんだけど、これがすごいのよ。最初聞いたときは、あれ、ライブなの?って思うほどエネルギーがはちきれてるんだから。

リッチー・バイラークってあれよね、結構70年代からやっているから知っている人は知っているんだけど、評価が分かれる人で、知的だけどこだわりすぎ、難しいみたいに思われるところもあったようね。

でもこのアルバムはすごい、力強いストレートな情熱の塊。これ日本盤だから中ジャケットを読んでみると、何でも2000年ぐらいからドイツのライプチヒの大学教授をしているらしいわ。それでもともとニューヨークで育った彼が故郷に対して持っている思い、街の躍動感とか、街への郷愁とかをこめて作ったアルバムなんだって。

何かそれ分かる。

一緒にやっているベースのジョージ・ムラーツもドラムのビリー・ハートもすごいベテランよね。このとき二人とも60歳に行っていると思うんだけど、まるで30代前半のようなすごいエネルギッシュな演奏なのよ。あんまりにもエネルギーがすごいから、全10曲中何と7曲も練習セッションで録ったものをそのまま使ってるんだって!

どの曲もすごいいいんだけど、スタンダードが多いからついつい自分の知っている演奏者と聞き比べてしまうかもしれないけど、圧倒的なパワーに押し倒されるわよ。一曲目ユー・ドント・ノー・ホワット・ラブ・イズなんかついていけないくらい速いんだからね!

二曲目オン・グリーン・ドルフィン・ストリート、7曲目ステラ・バイ・スターライトも独特の力強さでみんなが知っている他の演奏者と聞き比べたら目が丸くなるんじゃないかしら。ちょっとピアノの音が太いというかここまで強いタッチの人は滅多にいないと思う。

でも一番すごいのは静かな曲かも。静かな曲でもなんかがちっと弾くのよこの人。ジョージ・ムラーツがベースを弓で弾く五曲目エチュード、そしてアルバムのタイトルにもなっている4曲目「マンハッタンの幻想」。なんか故郷をはなれて感じる独特の、本当の現実ではそうじゃないのかもしれないけど、自分の心の中にだけある故郷。誰にも直接見せてはあげられないけど、何とかして伝えたい。

そんな強い思いのにじみ出ている静かな曲が一押しね。


[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しないのよ。でももし2001年からのランキングがあれば彼はきっと入るわよね]

[初心者・入門者へのお勧め度:すごい力強いからもしかして、ちょっと耳が疲れるかもしれないけど、そんなときは曲順を変えて聞くとかすればいいのかもね!]



posted by ロック小僧 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト17[Dear Miles,] 【ロンのジャズ人生がびっしりつまった一枚】

ジャズの世界では残念ながら長生きしているスーパーヒーローが少ない。麻薬やら何やらで体を壊し、愛人やらなにやらとの刃傷沙汰に巻き込まれたりして、せっかくの才能が若くして失われていった。

なぜか破壊や暴力を売り物にするロックミュージシャンよりも、ジャズミュージシャンのほうが自分を破壊することが上手だ。



天国でジャムセッションにいそしんでいると思いたいところだが、波乱万丈の人生を送ったのだから穏やかに眠っていてくださいという気持ちもある。

そんな中で60年代から元気にずっと活躍している大御所の皆さんにはこれからもどんどん若手をびしびし鍛えつつまだまだ良いアルバムを出していって欲しいと思う。

Dear Miles, Ron Carter. Blue Note. 2006.

Dear Miles
Dear Miles

ということで、ロンカーターなんだけど、ついつい何かジャズアルバムを買うとくるっと裏返してベースは誰なの、ロン・カーター?と探してしまう。70年代のCTIレコードなんかだとかなり高確率で彼なところがうれしい。

それはさておき、Gone, Seven Steps to Heaven, Stella by Starlight, My Funny Valentine, Bye Bye Blackbird, Someday My Prince will Comeと次々とマイルスの曲がくれば、おお!これはすごいぜひ聞いてみよう!となるに違いない。

でもちょっと待った!

実はこのアルバムはロンカーターが言っているように、ああ、マイルスのトリビュートね、と思われないように、ロンカーターが何年もかけて手塩をかけて育ててきたロンカーター自身のバンドの曲として演奏されている。

だから、うん、あれ?オリジナルではここで盛り上がるはずなのに?とか、あれ、こんなところで加速したっけ?とかマイルスのオリジナルを新しい録音で聞くようなつもりで聞くと相当痛い目にあう。

これは完全にロンカーターが何十年もかけてジャズを弾き続けて体の奥から自分を表現しきっているもの。楽器編成も長年ロンカーターと一緒にやってきた仲間たち。トランペットがいないけど気にしない、気にしない。パーカッションも面白い。

そういう意味では、マイルスと関係のない8曲目As Time Goes Byが妙に気になる。ロンカーターいわく、マイルスの持つ元となる曲を探し出してくる特異な能力を称えてこの曲をロンが選んだということだが、確かに映画「カサブランカ」のテーマのこの曲、マイルスがやっていたら面白かったのかも。

そういうわけで、ただのトリビュートにあえてしないようにした一枚。マイルスの盤のほうとあえて聞き比べてみよう!とかしないでじっくり聞いてもらいたい一枚。

そんな感じなんだな。

*もしよろしければ右上のブログ村ランキングをプチポチ押して応援ください。

**それにしてもあと三枚で今回の第二回発表も終わりかあ、もう完全現代に追いついたんだもんね。女王様が結構書いてくれているせいもあるけど、早かったなあ。

[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:マイルスとは関係のない別のバンドだと思って聞くのが正しいでしょう。ちょっとモダンジャズの頃にはなかったパーカッションが自然に演奏に溶け込んでいるのがユニークといえばユニークですね]


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2010年04月21日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト16[Beyond the Wall] 【サックスの極限に挑戦する一枚】

情熱、そうね、情熱よ。大きい小さいの違いはあるかもしれないけど、誰でも情熱を秘めているはず。

あとはそれをぶわーーーと出すか、自分で押さえてみせるか。押さえている人はクールに見せてるのかもしれないけど。それじゃだめなのよ。



やっぱりぶわーーーーと出している人のほうに惹かれるものだわ。だって、やっぱりその人と一緒にいて、何かを一緒に成し遂げている!って気持ちになれるのが大事だもの。

お祭りが終わったら、それはそれでまた休憩して、またぶわーーーと行くのがいいんじゃないのかな。

Beyond the Wall. Kenny Garret.2006. Nonesuch Records.

Beyond the Wall
Beyond the Wall

ということで、同じサックスでも以前紹介したブランフォード・マルサリスとはぜんぜん違う[過去記事あるわよ!]アプローチの彼、ケ二ー・ギャレット。なんか永遠の青年みたいなイメージになっているけど、これは2006年のアルバムね。

この間チックコリアと一緒に日本に来た時もこんな感じでさっぱり年を取らないわね。でもこの人デビューはずっと前なのよ、マイルスのアマンドラで吹いてるんじゃなかったかしら。あ!また部長〜〜アマンドラ紹介してないわねー

Amandla
Amandla

それで、このアルバムなんだけど、すごい情熱よ。これだけサックスで力を振り絞って泣き叫んだり悲鳴をあげたりするのは今のスタイルの人でいないんじゃないかしら。どうしてもスムースジャズのせいで上品な楽器みたいに見られがちだからね、最近は。

少しだけクラシック調を感じるところはあるんだけど、どの曲も重くてかっこいいのよ。それからちょっと覚悟して欲しいのは結構長いのよ一曲一曲が。

そんな中でも一番すごいのは6曲目Kiss to the Skiesかな。前半、歌のコーラスが繰り返すテーマをバックに、ゆっくりと、でも軽やかにスタートして、だんだんそれぞれの楽器がソロを取っていって、4:13から出てくるソロ。これ多分、テナーを吹いているファラオ・サンダースよね。彼もすごい大物よね。なんかケニーの情熱に惹かれていろんな大物が集まるのかしら。その後で高い音でがーんとやって来るのがケニーよね。7:00ぐらいからはもう、どこまで行くの?っていう感じの吹きまくり。最後の部分のロックでいう「ドタバタ」(みんなでどたばたやるところね)これ、もう絶叫だわよ、絶叫。なんかチックコリアと来た時もこんな絶叫やってたけど…

他にすごいのは5曲目のクラッシクのようでもあり、何かディズニーの中国関係映画のサントラのようでもあるTsunami Songね。日本風の曲名にしちゃったけど、中国のメロディーで二胡を弾くってどういうこと?ケニーって日本大好きって噂聞いたけど、やっぱり、中国と日本を分けるのは欧米人には難しいか・・・同じゆったりとしたクラシック調でもブランフォードマルサリスとは違って、こっちは次はどうなるの、どうなるの?って気になって寝てなんかいられないわ。

なんかとっても中国映画の上等なサントラという感じ。上海万博でPRソングが実は日本のシンガーソングライターが昔書いた曲って、事件が数日前あったみたいだけど、このTsunami Songでも使ったほうが良かったんじゃないかしら。しかもケニーはぜんぜん吹いていないわよ??

7曲目のNowはとってもジャズらしいし、最後のMay Peace be upon Themはもう一回絶叫が聞けるわよ。

弱よわしいけど華麗に聞こえるように装っている、今風のサックスの音に思いっきり喝を入れる一枚ね。


[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しないわ]

[初心者・入門者へのお勧め度:後期コルトレーンくらい重い最近のサックスプレイヤーっていないのと聞かれたら、真っ先に勧めるわね。でもコルトレーンと一緒で毎日聞くのは大変かも]




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2010年04月14日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト15[Cosmopolitan Life] 【チョイ悪親父二人が真剣に殴りあう一枚】

男が男の魅力を保ち続けるのは難しい。20代のときは精悍だった面構えも結婚してだるんとごろんとした生活を二年もすればあっという間にあごがたるむ。

「幸せなのねー」などと周りが冷やかしてくれるのも最初のうちだけで、その後仕事に打ち込み夜食を食べたり飲み会を重ねるとあっという間におなかがたるむ。



さらにこれはまずいと思いながらも係長や課長になるとデスクワークばかりであっとういう間に体全体の筋肉がたるむ。

いつでも殴り合えるぞという20代の時の自信はどこへやら、気持ちだけはまだあるような気もするが、階段を3階上るのもひーひーはーはー息が切れる状態だ。

Cosmopolitan Life. Al di Meola & Leonid Agutin. 2005. Victor Entertainment.

Cosmopolitan Life [DVD] [Import]
Cosmopolitan Life [DVD] [Import]


そんな感じで大人が真剣勝負で殴り合っているようなこのアルバム。

かっこいいなあ。あこがれるなあ。ラテンの曲調に乗ってボーカルのレオニド・アグティンとギターのアルディメオラが殴り合っている。

このレオニド・アグティン、ラテン系の人かと思ったら大間違いで、なぜかロシア人、しかもこのアルバムは全曲作曲までして英語で歌っているという才人だ。

そういう意味ではコラボレーションをしているアルディメオラがアルバムジャケットで前の方に座っていたりするのはどうなのかなとも思うが、あまりアメリカでは知名度がなかったのだろうからディメオラの後光をちょっと拝借したということで許してあげようか。中ジャケットではアグティンのほうが当然前に出て写っている。

どの曲もキャッチーでこんなかっこいい歌入りアルバムは聴いたことがないぞと言うくらい。

その中でも2曲目Cosmopolitan lifeと三曲目Nobodyは圧巻だ。アグティンの色気のあるチョイ悪親父の軽くしゃがれた声にノックアウトされる。それだけでなく、その歌が盛り上がるところでちょうどよく、本当にとても格好よく割り込んでくるディメオラのソロが見事。Cosmopolitan Lifeの02:55からのソロの入り方はああ、始まるのか、始まるのかああと背筋がぞくぞくする。

ちょっとアーバンラテンな六曲目Smileもかっこいい。とにかく歌声につやと濃厚な息吹があって官能的なのだ。心の奥深くしまった苦しみを吐き出すように歌うミドルテンポの10曲目Shade of your worldもちょっとオルガンと指のスナップでわざとらしいアレンジのような気もするが絶品だ。

何度聞いてもチョイ悪中年親父二人のむんむんした熱気に参って、もう一回聞きたくなる。ディメオラファンとしては速弾きに関してはもっと速く、もっと速く!と言いたくなるところがないわけでもないが、ソロのアルバムではないので仕方がないとして、こんな多彩なバックをこなして意外な一面が見られてうれしい。

できればパートIIをはやく作ってほしいものだ。アグティンのソロは他にも色々出ているのついつい聞いてみたくなる。

[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:歌盤に飢えている人はぜひぜひ手に入れてください。私が買った盤では最初の二曲DVDもついています。それと五月にディメオラ先生が日本に来る!うーむむ、仕事がなければいけるんだけど]




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2010年04月07日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト14[Eternal] 【安心して身を寄せることができる一枚】

大好きな人と居るってことは、そうねえ、ちょっとどきどきしたり、緊張してしまうところもあるけど、本当に好きな人とだったら、不安なくその人のすぐ傍でぐっすり寝られるってことじゃないかしら。



緊張してしまうってことはまだ警戒しているってことね。自分を任せられないってこと。本当に大好きな人なら私を任せることができる。安心できる。

Eternal.Branford Marsalis. Marsalis Music/Rounder. 2004.

Eternal
Eternal

ということで、ブランフォード・マルサリスのこのアルバムなんだけど、もうすごい安心なのよ。一曲目の少しモロッコ風のゆったりとエキゾチックなThe Ruby and the Peralから最後の7曲目Eternalまでずっと安心して身を任せられる。

え?それってまさか聞いている間に寝てしまうってことじゃないのかって。そんなことないわ。ちゃんと聞いているわよ。ただそうね、一曲目のThe Ruby and the Peralのテーマが終わったぐらいのところから夢か現(うつつ)か分からないような穏やかな気持ちになって、最後のEternalの11分36秒ぐらいのところでぐっと現実に連れ戻される。

そんな感じよ。

え?つまりアルバム一枚聞いている間ずっと寝てしまうってことじゃないかって。そんなことはないわ。このアルバムはスイングジャーナルでディスク大賞を取ったアルバムよ。大賞よ、た・い・しょ・う。

ただ、前に紹介したJohn PatitucciのSongs, Stories & Spritualsもそうなんだけど[過去記事あるわよ]、この時期いろんなジャズメンの間で、ジャズとクラシックとを融合させようとした動きはあったみたいで、うまく行っているといえるかどうかは難しいところね。

ジャズは何かと接木されることで命を吹き返した音楽であることは確かよ。これまで何度もそうだったわ。マイルスが電子楽器と、ハンコックがファンクと、RTFがラテンとクラシックと。フュージョンもスムースジャズもそう。それは多くのジャズメンがやってきたことだわ。

何と接木するかでジャズという音楽の色が変わってそれはそれで面白いんだけど、やっぱりよーく考えないと特にクラシックっぽくする場合はいろいろ弱さとアラが出るわよね。

ジャズバンドはオーケストラと違って音数が少なくて全体が薄いわけだから個々の演奏者がものすごいカリスマだとか、曲がものすごい刺激的だとか、楽器の音色がすごい艶やかだとか、そういう部分がないと結構辛いところがあるわけ。

融合した結果、ジャズらしさも弱まってクラシックのようなところも弱まると気になるのよね。

でも、それがこのアルバムの場合、分かりやすいとか聞きやすいとか、弱く聞こえるところが案外プラスのほうに働いているとは思うから、ま、あまり苛めないで良しとしてあげましょうか。

[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しないわ]

[初心者・入門者へのお勧め度:安心して最初からずっと聞けるという意味では本当にすごいアルバムだわ]

*みんなの応援のおかげで「にほんブログ村」のジャズ・カテゴリーで昨日は25位まで行ったのよ。今日もぽちっと押してね!この間はボタンが下にありすぎてごめん、今日はすぐ横にあるわよ!


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2010年03月31日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト13[Songs, stories & spirituals] 【美しい冬の景色が心に思い出されるクラシック調の一枚】

やっぱり内省よ、内省。反省じゃないわよ。反省っていうのは過去を振り返ることだけど、内省っていうのは今現実のこの瞬間も働くし、将来のことを見通すときだって必要だわ。

若いときは何かうまく行かないと、周りに当り散らしたり、自分をいたずらに傷つけたりするけど、だんだんとそうじゃなくって、自分を深く見つめるようになる。





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2010年03月24日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト12 [Chimeras] 【チックコリアのかもめが好きな人はひょっとして好きかもしれない一枚】

今日の名盤を選ぶにあたってはちょっとしたドラマがあった。今回の名盤発表用の20のアルバムを選考する際にまず私が出したリストが女王様に修正されるという事件があった[過去記事参照]。

しかし修正後もどうも穴が開いてしまったりした年代があったので、それを埋めるべく久しぶりにおっちゃんのCD屋さんに一人で行ってみたのだった。



おっちゃんはちゃきちゃきの下町っ子である。

おっちゃん(以下「お」):お!ロック部長、久しいねえ。

ロック部長(以下、「ロ」):いやーどうも、ちょっと仕事で遠ざかっててすみません。

お:いいんだよいいんだよ、男は忙しいくらいで。で、今日は?

ロ:実はかくかくしかじかで、2002年か3年ぐらいの名盤を探しているんです。

お:うーん、そういうことなら生きのいいのがあるよ!ほら!

ロ:(心の声で)相変わらず、おっちゃんは江戸前寿司とCDの区別がないな・・・

お:どうだい、すごいだろう、ブラック・サバスと区別がつかないこのアルバム。ロック部長なら気に入ること請け合いだよ!

ロ:(心の声で)ブラックサバスって、いったいヘビメタじゃないんだから、なに言っているの・・・うん、ほんとにサバスの『ヘヴン・アンド・ヘル』みたいなジャケットだな・・・

お:ごらんよ、妖精だよ妖精。ニンフって言うの?かっこいいじゃないか、ええ〜

ロ:じゃあ、わかった、これ頂戴。

お:あいよ!名盤一丁!

***********そして後日会社で女王様と

ロ:これおっちゃんに勧められて買ってきたんだけど、ギターの人じゃないからブログのレヴューよろしく。

女王の教室様(以下「女」):げ!なにこれ!ア!この人!?パスよ、パス。

ロ:え、良く知っている人なの?

女:その人、日本にも住んだことがあって、実際に見たことある人も多いわよ。有名人よ。有名人。でもパスよ、パス。一人でやって。まあ、一応っていうかほんっと凄い人だから。

ロ:一応凄いってなんなのそれ。かわいいエルフがジャケットなのに。

女:かわいくないわよ、良くエルフの周りをみなさい、結構、気持ち悪いわよ。

ロ:げ、げげ!?

Chimeras. John Zorn. TZADIK. 2003.

<<アルバム写真なし>>
すみません、アマゾンでお取り扱いできていない品のようです・・・

というわけでジョン・ゾーンです。うーん、困りました。なんといえばいいのか、とんてんかんとんてんかん、あああ、あああ、ちーん、という音が延々と続きます。

クラシックで言えば『禿山の一夜』、ジャズで言えば有名なカモメのジャケットのRTFのあああ、あああ、というあの怖い曲とか、あるいは過去に取り上げたアート・アンサンブル・オブ・シカゴ[過去記事参照]とか。ああ、そうだ、ビートルズの実験音楽みたいな曲が好きな人も気に入ってくれるかもしれません。

代わりにかわいいRTFのアルバム・ジャケットをどうぞ
Return to Forever
Return to Forever

とにかく、クラシックの楽器を使って、またちょっとヴードゥーっぽいようなソプラノのような女性の歌手が、力いっぱい最初っから最後までとんてんかんとんてんかん、あああ、あああ、ちーん、とやっています。

ときどき、ぎゅるるんぎゅるるん、とかヴイーーン、とかどぎゃぎゃぎゃんとか、そういう音もあります。

しかも多分全部譜面にかけるほど緻密にアンサンブルとして成立しています。CDの裏ジャケットに譜面が書いてあるところからして、計算づくでやっているのでしょう。

しかしやっぱり、とんてんかんとんてんかん、あああ、あああ、ちーん、ぎゅるる、ヴイーーンなんです。

どう評価していいのか分かりませんが、音は全体的にジャケットどおりの悪魔的な、ヴードゥー的な怖い感じです。怖いのが苦手な人は絶対無理です。

がくがくします。でも、もの凄い人なんだろうとは思うんですよねえ。これが曲調がこうでなければ、楽器構成がこうでなければ、ひょっとして他のアルバムなら、普通にジャズをやってくれたら、などといろいろな「イフ=IF」が頭をよぎるのですが、音が怖すぎて「畏怖」の念しか生まれてきません。

違うアルバムを聞いたら違うのかも、いややっぱり同じなのかも・・・

怖くてなかなか他のアルバムに手を出そうという気にはなれないのですが、鬼才が作る実験音楽というのはどういうものか分かった気がします。

CD屋さんも、どのコーナーにおいていいのか困ってしまう。アマゾンですら置くべきか困ってしまう。

おいちゃんもこれを一掃できてうれしかったでしょう。

[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:クラシックが好きな人は聞いてもいい一枚だと思います。実験音楽が好きな人には超お勧めです。しかし、普段から怖くてトイレに夜一人で行けないような方はやめておいてください。日本には縁の深い人のようです]

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posted by ロック小僧 at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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