女:なんだか、「ということで」の前の説明が抜けてるわよ。
部:うん、七月からブログが全然更新できなかったことへの反省をこめて・・・
女:で、部屋の整理はついたの?
部:それが7割ってところで・・・でも今日のは予定どおりあらかじめ考えていたものなんだ。
Li'l Abner. Shelly Manne & his Friends. 1957. Contemporary.
Lil Abner

女:ああーこれは聞きやすいわよね。
部:そうだね、ジャズを作ってみよう!見たいな感じだね。TVゲームで昔RPGツクールってのがあったけど、あんな感じかな。
女:ジャズツクールって感じ?確かに教科書的で人工的だといえばそれでおしまいだけど。
部:これの前のマイフェアレディもブロードウェイでやった音楽のスコアをもとにジャズに編曲しなおして作り上げたんだよね。今回もおんなじ手法でプロードウェイで上演されたものを直しているんだけど。
女:Li'l Abnerってところで何なの?前から気になってたんだけど。
部:こんなアニメのキャラだね。見たことあるようなないような。
女:うーん、そうね、新聞か何かの風刺画だったかも。
部:このブロードウェイで上演されたときの話もなんだか主人公の街に原爆を落とすことにアメリカ大統領が決めたけど、彼が活躍して街は無事だったっていう話みたいだね。
女:ま、それはさておき、お勧めは。
部:そうだね、一曲目Jubilationは元気があって、なんかファンクな感じもして。っていうか、はっきり言って、スライストーンのエブリデイピープルにそっくりなんだけど。
女:そういわれるとそうね。ま、それはいいわ。後はどうなの。
部:うーんどれもいいんだけど、やっぱり固いというか教科書的なところはぬぐえないよね。でも二曲目のThe country's in the very best of handsは美しいよね。演奏力はすごい高いんだよね。
女:五曲目にもなにやら和風なメロディーが出てくるし。面白いアルバムだわね。
部:ま、黒人ではない人たちが解釈したジャズというのを聞いてみるには面白いアルバムだよね。全員演奏の力があって、特にピアノのアンドレ・プレヴィンはこの後、映画音楽の製作者になるくらいだから理論とかそういうものに通じていたんだろうね。
女:もやもやどろどろしたジャズばっかり聴いている人はそこから離れるには最適ということね。
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ということで遅れを取り戻すべく、今週は二回発行しました。またよろしくお願いします。なるべく水曜日一回発行を目指しています。