2010年07月22日

ジャズ名盤20(1950-1970)第三回発表ベスト2[El hombre]【野太いラテンとブルースが聴ける一枚】

女:なんだかせっかくブログ再開したのに、先週飛ばしたような気がするのよね。

部:それが本当に申し訳ないんだけど、先週引越しをして、なかなかインターネットの環境が整わなくて・・・光を導入するのに一週間以上かかって、やっぱり会社から書き込みするのはよくないなと思ってぶつぶつ・・・



女:だったら私に言ってくれれば書いたのに。どうして言わないわけ?

部:いやそれが今回の第三回発表は前回と違って二人でこうやって会話したのを書くのがいいかなと思っているわけでぶつぶつ・・・

女:まあ、しょうがないわ。早く読者の皆様にごめんなさいしたほうが良いわよ。

部:読者の皆様申し訳ありませんでした。お許しください。


El hombre. Pat Martino. 1967(1991). Ojc.


エル・オンブレ+1
エル・オンブレ+1
*アマゾンで見つかるのがこちらのユニバーサル・ミュージックなので、こちらを紹介します。

女:で、部長の美学としては、年代の古いほうから新しいほうへと発表していくはずなのに、どうして急に1967年なわけ?

部:それがダンボールを開ける作業がまだ済んでなくてCDが埋もれていてぶつぶつ・・・パソコンに取り込んでおいたのがこれしかなくて・・・

女:まーたく言い訳ばっかりね。しかたがないわ。で、パット・マルティーノの何がいいの?

部:これが曲がいいのもさることながら、なんと言うか総合的戦力が高いんだな。ギタリストとして。

女:総合的戦力って、バッキングもよし、ソロもよしってこと?

部:うーんちょっと違うんだけど、速弾きのときの移動の幅が広いとか、なんかネック全体を駆け回るとか、ピッキングのメリハリがあるとか。特にピッキングの強弱に気をつけた人はジャズギターではあんまりいないような気がするけど、彼はその辺がうまいよね。

女:うーん、本当だわね。あと曲自体がすごいメリハリがあるわよね。後ろのオルガンがそれを盛り上げてると思うけど、ウェス・モンゴメリーとはまた違う力強さね。

部:そうだね。曲のテーマ部も覚えやすいし、なんというか、もしスイングじゃなかったらちょっとロックのインスト風というか。この人自体は一度有望なギタリストとして活躍を始めた後、脳梗塞か何かで倒れて、そのあとまた不屈の闘志でギターに取り組んでアルバムを出し続けた人らしいんだけど。その辺の意地が太い音になって出てるのかな。

女:確かにそうね、ラテン風味に味付けしてるけど野太い骨太な曲が多いわよね。

部:たまたま私のパソコンでは、名前がパットだから、この後にパットメセニーのソーラーが入っているんだけど、比べるとメセニーは本当に線が細いね。

女:で、どの曲がお勧めなの?

部:なんだかスパイ映画のテーマみたいな三曲目El hombreは面白いよね。五曲目のOne for Roseなんかも映画音楽風だなあ。

女:そういう風に聴くとどれもこれもなんだかちょっと前衛的なラテン映画音楽風に聞こえてくるわね。

部:ケニーバレルなんかに一番近いけど、もっと太くわかりやすく、ソロ部分は二倍速くしたようなアルバムだね。ちょっとこの太い中音域を前に出したようなアルバム全体の音質がもしかして今風のしゃかしゃかした録音に慣れた人には聴きにくいかも・・・

女:ああ、そんなことはないわ。曲が聴きやすいもの。ギターファンでなくてもラテン、ブルース好きなら楽しめる一枚だわ。

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*ということで一週間飛ばしてしまいました。申し訳ありません。発表の順番とアルバムの発行年もしばらく乱れるかもしれません。お許しください。




posted by ロック小僧 at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

ジャズ名盤20(1950-1970)第三回発表ベスト1[Thelonious Monk]【カオス?様式美?聴く人によって分かれる一枚】

部:さああ!復活したぞおおおお!

女:なんだかテンション高いわね。



部:まあ、ずいぶんお休みしていてその間にいっぱい聴いて書きたいことがいっぱいあるからねえ。

女:でも、前チラッと言ってた、もう入門じゃなくて中級編にしようかとか言う話はどうなったの?再開してもそのままのタイトルじゃない。

部:ま、まあ、まだまだ入門編のアルバムで聞いてないものがあるかと思って、謙虚に、遠慮がちにだな。

女:ブログのタイトルを変えることでこれまでの読者が離れていくのを恐れたわけね。

部:え!いやまあ、そのなんだ、タイトル変わったら見つけてもらいにくくなるかと・・・

女:ああーいいのよいいのよ、言い訳は。

Thelonious Monk. Thelonious Monk. 1952-54. Prestige.

Thelonious Monk Trio: Rudy Van Gelder Remasters
Thelonious Monk Trio: Rudy Van Gelder Remasters

女:これを最初の一枚目に選んだのはさすがだわ。ちょっと見直したわ。で、どんなとこが良いわけ?

部:そうだね、覚えやすいメロディーとスルメのように何回も噛める味があるのと、後やっぱり独特の不協和音たっぷりの弾き方かかな。

女:でも、モンクといえばその不協和音というか、聴きにくいピアノが全てといってもいいんじゃないの。まあ、人によるかもしれないけど。

部:そうだね、同じ緻密なピアノという意味ではハンコックもいるけど、あっちはあっちで独特の聴きにくさがあるし。こっちは別に不協和音は不愉快じゃなくて遊びの、子供が楽しくピアノを弾いているような感じで聞けばいいと思うけどなあ〜

女:ちょっと子供のいたずらとは思えないけど、まあ、いいわ。で、どの曲が良いわけ?

部:どれもいいんだけど、一曲目Blue Monkとか三曲目Bemsha Swingとかは定番というかクラシックなわけで、きっとみんなも聴いたことがあるんじゃないかなあ。でもこの二曲はアルバム中では結構飛びぬけて変態だと思う。

女:じゃ、変態じゃないのってあるわけ?

部:四曲目Reflectionsとか七曲目のブルースのBye-Yaとかそんな変態じゃないと思うけど。

女:うーん、これは重病だわ。これが変態に聞こえないなんて。やっぱりプログレとかメタルで育った脳ってこうなっちゃうのかしら。

部:え!まさか、これも変態なの?ただのブルースじゃん。全体にモンクは田舎くさいブルース色が強くてハンコックより好きだなあ。

女:うーん、ま、高度な音楽性は認めるけど、やっぱり変態だわよね〜ま、でも許容範囲が広いって良いわよね。なんでも楽しめるほうが何にも楽しめないより良いですもん。

部:そうそう、なんでも貪欲にこれから聴いていかなきゃ!

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ということで第三回発表のスタートです。

ご存じない方のために人物紹介です。

部=部長。ロック小僧だった過去を正直に認め、遅れてジャズに入門したことを別に恥じてはいないようだ。行きつけのCD屋ではロック部長と呼ばれている。都合が悪いと言い訳をしたり口ごもったりする。今の法務部兼もめごと解決部兼セクハラ担当部を無事勤め上げると役員になれると社長に言われている。

女=女王の教室に出てくる天海似の社員。部長の部下。おねえ言葉を駆使するがローティーンのときから退廃したジャズに浸り、一時期遠ざかっていたものの、部長のひたむきさ(ばかばかしさ?)を垣間見て再びジャズに戻ってきた。過去の経験から車に長時間乗っていることができない。

お=おいちゃん。江戸っ子のCD屋のおやじ。落語のような軽妙な話し方でどうも売れ残っているCDを調子よく何も知らない部長に売りつけているらしい。

部・女:ではよろしくお願いしま〜す!


posted by ロック小僧 at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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