2010年05月26日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト特別盤 【【恐怖?感動?】部長はこういう20枚を発表しようとしていた!】

先週、「【恐怖!】実は部長はこういう20枚を紹介しようとしていた」なんて書いちゃったけど、そんな怖いわけではないのよ。

でもまあ、呆れた〜ていう感じはあるわよね。



今日は部長が今回の発表を始める前に作ったリストをみせちゃうわ[どういう経緯かはここを見てね!]。

ま、でも理由なく却下したわけじゃないのよ。これでも私も知らないCDは全部部長から借りて一度聞いたんだから。

でも、ロック好きのみんなに喜ばれなさそうな刺激の薄いものや、似たような人たちはちょっと削除せざるを得なかったわけ。

これでも悩んだのよ。じゃ、オリジナルのリストを見てみる?

Fourplay
Fourplay
これは紹介したわよ。

The Sun Don't Lie
The Sun Don't Lie
これはミスしちゃったわねえ。若き日のケニーギャレットが聞けるわ。それにしても邦題がえらい違うけどいいのかしら。

スーパー・ストリングス
スーパー・ストリングス
あまりディメオラばっかりもねえ…

Inner Galactic Fusion Experience
Inner Galactic Fusion Experience
タイトルはフュージョンだけどジミヘンみたいな感じかしら。

Guitar Trio: Paco de Lucia/John McLaughlin/Al Di Meola
Guitar Trio: Paco de Lucia/John McLaughlin/Al Di Meola
これも紹介したわよ。

シンギング・アウト・ラウド
シンギング・アウト・ラウド
テクはすごいんだけど曲にもっとひねりがあってもいいわね。

Rubia
Rubia
アーミックはいいんだけど、次のがもっと良いと思う。

Isla del Sol
Isla del Sol
これも紹介したわ。

Positive Thinking
Positive Thinking
ジャケットとちょっと違う優しい音よね

Duet
Duet
ちょっとこれもジャケットと違う優しい音よね。

パワーズ・オブ・テン・ライヴ
パワーズ・オブ・テン・ライヴ
うーん、ギターもあまり速いとがしゃがしゃに聞こえる?ブラックマーケットはかわいいけど。

Songs, Stories & Spirituals
Songs, Stories & Spirituals
これは心が落ち着いたわよね。

Come Away with Me
Come Away with Me
なんで急に彼女なのかしら?

Metal
Metal
これは今度取り上げたいわね。ジョン・パティトゥッチとかぶるのが怖くて避けたけど。

Cosmopolitan Life
Cosmopolitan Life
オヤジたちの戦いは良かったわ。

In New York
In New York
これも今度取り上げたいわね。ディア・マイルスをやっちゃったからできなかったけど。

Consequence of Chaos
Consequence of Chaos
だからどうしてそんなにディメオラが好きなの?

Dear Miles
Dear Miles
ジャズらしい一枚ね。紹介したわ。

State of Nature
State of Nature
タッピングってジャズギターにどうなのかしら?

ファイヴ・ピース・バンド・ライヴ
ファイヴ・ピース・バンド・ライヴ
ケニーギャレットはもういいかなと思ったのよ。え?ケニーのバンドじゃないって??

という感じでギターとベースばっかりで後は部長の趣味みたいなものばかりだったんだけど、まあ、何とか修正してバランスが取れた。

部:おいおい、それで今回発表されなかったものはどうなるの?

女:もちろん、第三回発表ですればいいじゃない。今回紹介できなかったものの中にとっても面白いものも多いし。部長はおいしいものは先に食べるタイプ?それとも後に食べるタイプ?

部:う、うーん先に食べたいほうだけど。

女:ま、でもジャズは一生聴いていける音楽だから、そんなに慌てなくてもいいのよ。じっくりしっかり生活の中に取り入れていけば。

部:それもそうだな、あわててCD買い込んで耳が消化不良になっても仕方がない。

部・女:そういうわけで、しばらく休憩をもらって、7月の一週目の水曜日から第三回発表を再会します!またよろしく(ね)!

_______________
*また七月にお会いしましょう!50年代にもう一度さかのぼります。




posted by ロック小僧 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト20[Only Everything] 【独特のブルース節に応援したくなる一枚】

女王の教室(以下女):早いもので、もう20枚最後に来ちゃったわ。

ロック部長(以下部):うん、そうだね、今回は分担したせいもあるけど、間に休憩とか入れないで一気に来たし。



女:なんだか紹介したCDの年が飛び飛びのような気もするけど、結構充実してたわね。

部:それで、ジャズをもう一度感じてみたいというのはどうだったの。

女:そうね、まあ、そんなすぐ何かが変わるってわけじゃないわ。でもいつまでも変わらないでいるっていうのはあんまりいいことじゃないのが分かったわ。部長こそどうなのよ。80年のロックとブラック・コンテンポラリーでずっと停まってたんでしょ。

部:うーん、そうだね、とりあえず2010年まで音楽をつなげて聴くことができたのは良かったなあ。なんか生きているっていいなあって感じかな。

女:また部長は大げさなんだから。でも分かる気がする。

Only Everything. David Sanborn. 2010. A Universal Music Company.

Only Everything
Only Everything

部:というわけで、最後は何にするか色々迷ったけど、デイヴィッド・サンボーンになった。他にもチックコリアとか最後の大物を出そうかなとも思ったけど。

女:サンボーンは、昔を知っている人にとってはフュージョンのブームの頃のアルバムよね。それで、何でこれに固執するわけ?

部:やっぱり時代は変わったんだなあというのを確認するためだね。僕が中学生高校生の頃の若いスーパースターが重鎮になっていて、かついまだ楽しそうに活動をしているという。

女:うーん、まあそうね。70年代のスターはもうみんな重鎮だわよ。とはいっても確かに年を重ねてからも精力的に活動している人って魅力的だわよね。ドラムのスティーヴ・ガットも部長は思い入れがあるんじゃないの?ほら…

部:そうそう、アルディメオラのアルバムで過激な戦いをアルと展開していたガットもすごいけど、日野皓正のアルバムでシャカシャカ、ハイ・ハットを刻んでいた『デイ・ドリーム』のスティル・ビー・バップが良かったなあ、ガッドも今も現役なんだね。

デイドリーム
デイドリーム

女:なんだか音楽っていいわよね。もちろん売れる売れないはあるかもしれないけど、やりたければいくつになっても体の動く限りやれるんだから。それから、オルガンのジョーイ・デフランチェスコはまだ30代後半だからまだまだ楽しみだけど、でもちょっとやせたほうがいいわね。健康に要注意よ。

部:そうだね、せっかく才能があるのに健康を損ねたらもったいないよね。

女:それで部長はどれが一番好きなの。

部:どれもこれもブルース仕立てで好きだけど、歌が入っている4曲目Let the good time roll がいいな。ジョーイのオルガンソロと、最後のイェヘーイエッヘー!という気合が何かすごい。

女:そうね、二曲目Only everythingなんかはどう、これこそまさにサンボーンの吹き方よ。

部:なんか、でもサックスでぐにょんぐにょんビブラートをかけるのは気持ちが悪い。そういう意味で曲調が似ている最後のBlues in the nightもちょっと気持ち悪い。もっとストレートな7曲目Halleluyah I love her soが最高だなあ。

女:まあ!結局、自分の好きな曲をつまみ食いしているだけね。呆れた。

部:いやいや、そんなことはないよ!いや、そうなのかも。ブルース調の曲なら何でもいけるんだ。

女:あんまりロック小僧から進歩しなかったてとこかしら。仕方ないわね。でも本当にジャンルとか枠とか、あるいは変な自分の生き様っていうと大げさだけど、音楽歴みたいなものにこだわらず、素直に面白いものを聴けるってのはいいことだわ。私も今回やっとこだわりが取れた。いつまでも好きなジャズがコルトレーンじゃおかしいもの。

部:そりゃそうだね。そしていつまでも現役でやっている演奏者が多いって意味ではジャズは一生ミュージシャンと共に自分の成長が楽しめそうな音楽だね。

女:そうね、じゃあ、楽しむことにしますか。

部:じゃとりあえず、また7曲目に戻して…と。

女:あ、こら!同じ曲だけ聴かない!!
______________
[スイングジャーナル誌ランキング:(部)2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:(女)三人がじっくりブルースに気持ちを載せたアルバムよ。ちょっと慣れがいるかもしれないけど、どの曲も傑作。浸れる一枚ね]

部:無事20枚紹介が済んで応援ありがとうございました!

女:来週は「【恐怖】実は部長はこういう20枚を紹介しようとしていた」を番外編で私がお届けしちゃうわ。呆れた!部長ッたらこんな選曲にしようとしていたなんて!

部:その後は、ちょっと休憩をいただいて、また1950年代に戻って発表を続けようと思います。

部・女:またよろしくお願いしま〜す!!


posted by ロック小僧 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト19[75] 【ベテランは若者の力でいつまでも輝く一枚】

あ、今日ブログを書いているのはロック小僧のほうです。先週は女王様も私もどうしても仕事から抜けられなくて、発行が遅れました。申し訳ありません。

ということで、このジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表も今日を含めて後二回になってしまいました。途中休憩などを入れなかったのであっという間ですね。



もう一度ジャズを見直してみたいという、おねえ言葉の女王様と二人であれこれ紹介していたら本当に早いものです。これが一回り終わったら、また1950年くらいに戻って第三回の発表を続けたいと思います。

それにしても、もうジャズとして押さえておくべき名盤は個人的に名盤と思ったものも含めて相当紹介しました。スイングジャーナル誌ランキングに出てくるものもあらためて数えてみるとかなりカヴァーされています。

そろそろ「ジャズ入門」というタイトルは卒業して「ジャズ中級」とかにして再出発するかもしれません。

人生は何回でも再出発できますし、新しい気持ちで取り組むのはいつでもすがすがしいものです。

75. Joe Zawinul Syndicate. 2009. Heads Up.

75
75

ということで、いわずと知れたウェザー・リポートのジョーザヴィヌルが自分のジョーザヴィヌル・シンジケートと呼んでいるグループで作ったライブ盤ですが、75歳の誕生日を記念して2007年にスイスで行われたライブを録音したものです。

二枚組みになっていて、若いミュージシャンの力を借りて、それも借りているというより、彼らの力を最大限に引き出して躍動感のある少しアフリカっぽい、エスニックぽい力強い曲を連続して披露してくれます。

ウェザー・リポート時代に一緒だったウェインショーターも一曲だけ別の録音で一緒にやっていますが、なんとあのマイルスの「イン・ア・サイレントウェイ」です。あまり元曲と似てないですが。

それで、なんというのか、うらやましいというのか、ウェザーリポートのときも、ジョー・ザヴィヌル自身は他のミュージシャンより年長で、かなり年も離れていたんだろうけど、若いジャコ・パストリアスの才能を最大に引き出して、ベテランのウェインショーターとも一緒にバンドの色を決定付けて、魅力的な仕上がりにしていた。

今回もはっきり言って自分の孫のような年の離れた若手とがんがんに渡り合って見事に全員がバンドとして融合しているんだなあ。

これがジョーの凄いところだよ、本当に。

ジャコももうちょっと自分の才能におぼれないでジョーの下でもっと音楽をじっくり作り出す時間を持てば良かったのになあ。

きっとジョーも苦悩したろうなあ、才能ある若い人の持て余す力をどう方向付けてあげるのか。もしウェザーリポートがもっと長続きするとか、コンスタントにいい意味でメンバーが入れ替わっていくようなバンドになっていたら、マイルスのような後進の指導所のようなところになっていたのかも。

一代でその音楽がぱあっと終わって後継者がいないプレイヤーが多くて残念だけど、その人を中心にどんどん若い人が育っていく。それって、ジャズだけじゃなくて今後の日本のいろんなところで必要となっていくことかもしれない。うん。

曲は一曲目Oriental Expressはスピード感にあふれ、ちょっとジプシー風の旋律がロックファンとしては嬉しい。三曲目四曲目はちょっとウェザーリポートのようなちょっとかわいい感じのカリブのお祭りのようなメロディーライン雰囲気で楽しい。二枚目はもうジョーの75歳の誕生日の曲で一緒にお祝いしたくなる。

フュージョンが青春の大事な一場面で流れていた音楽だった。そんな人は多い。

車でデート中にカーステで聞いたり、レストランでBGMでかかっていたり、ビーチの誰かのラジカセから流れていたり。そんな私たちを支えたジョーが最後に残してくれたアルバム。二枚組みの勢いに乗って最後まで聞いて欲しい。

___________
*[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しません]

[初心者・入門者へのお勧め度:スピード感はすごいのだけれど、ちょっと似たような調子のところはあるかもしれない。でも最後にジョーが残してくれた作品だから楽しもう]

来週最後の一枚は…



posted by ロック小僧 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月09日

ジャズ名盤20(1990-2009)第二回発表ベスト18[Manhattan Reverie] 【脂が乗り切ったベテランの郷愁を誘う一枚】

今週はブログを書くのが遅れちゃってごめんなさい!

え?



連休で遊んでたわけじゃないのよ。あたしは一日早く出社して、連休中に遅れていたことをやってたの。そうしたらいつまでも溜まった仕事に終わりがないじゃない?まったくもう、みんなのんきに海外なんか行っちゃって!

なんて全然お詫びになってないわ。ほんとうにごめんなさい。

Manhattan Reverie. [マンハッタンの幻想] Richie Beirach Trio. 2006. Venus Records.


マンハッタンの幻想
マンハッタンの幻想


でいきなり本題のリッチー・バイラーク・トリオなんだけど、これがすごいのよ。最初聞いたときは、あれ、ライブなの?って思うほどエネルギーがはちきれてるんだから。

リッチー・バイラークってあれよね、結構70年代からやっているから知っている人は知っているんだけど、評価が分かれる人で、知的だけどこだわりすぎ、難しいみたいに思われるところもあったようね。

でもこのアルバムはすごい、力強いストレートな情熱の塊。これ日本盤だから中ジャケットを読んでみると、何でも2000年ぐらいからドイツのライプチヒの大学教授をしているらしいわ。それでもともとニューヨークで育った彼が故郷に対して持っている思い、街の躍動感とか、街への郷愁とかをこめて作ったアルバムなんだって。

何かそれ分かる。

一緒にやっているベースのジョージ・ムラーツもドラムのビリー・ハートもすごいベテランよね。このとき二人とも60歳に行っていると思うんだけど、まるで30代前半のようなすごいエネルギッシュな演奏なのよ。あんまりにもエネルギーがすごいから、全10曲中何と7曲も練習セッションで録ったものをそのまま使ってるんだって!

どの曲もすごいいいんだけど、スタンダードが多いからついつい自分の知っている演奏者と聞き比べてしまうかもしれないけど、圧倒的なパワーに押し倒されるわよ。一曲目ユー・ドント・ノー・ホワット・ラブ・イズなんかついていけないくらい速いんだからね!

二曲目オン・グリーン・ドルフィン・ストリート、7曲目ステラ・バイ・スターライトも独特の力強さでみんなが知っている他の演奏者と聞き比べたら目が丸くなるんじゃないかしら。ちょっとピアノの音が太いというかここまで強いタッチの人は滅多にいないと思う。

でも一番すごいのは静かな曲かも。静かな曲でもなんかがちっと弾くのよこの人。ジョージ・ムラーツがベースを弓で弾く五曲目エチュード、そしてアルバムのタイトルにもなっている4曲目「マンハッタンの幻想」。なんか故郷をはなれて感じる独特の、本当の現実ではそうじゃないのかもしれないけど、自分の心の中にだけある故郷。誰にも直接見せてはあげられないけど、何とかして伝えたい。

そんな強い思いのにじみ出ている静かな曲が一押しね。


[スイングジャーナル誌ランキング:2001年からのアルバムは、スイングジャーナル誌のランキングに該当しないのよ。でももし2001年からのランキングがあれば彼はきっと入るわよね]

[初心者・入門者へのお勧め度:すごい力強いからもしかして、ちょっと耳が疲れるかもしれないけど、そんなときは曲順を変えて聞くとかすればいいのかもね!]



posted by ロック小僧 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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