2009年11月23日

ジャズ名盤20(1970-1990)第二回発表ベストおまけとお知らせ [Question and Answer] 【やりたかったことがやっとできた幸せ】

ジャズ名盤20(1970-1990)第二回発表は20枚目まで一気に終わりました。いつもだと5枚を紹介してちょっと気がついたことを紹介したり、寄り道や雑談をして又進むという感じでしたが、今回は一気に来てしまいました。

なぜかといえば、何とかブログを始めてから一年以内に1950−1990の時代を二周りしたかったからです。また申し訳ないのですが、ちょっと12月はブログが書けそうにないからです。

少し休憩をいただいて一月のお正月明けの1月7日ごろにジャズ名盤20(1990-2010)としてまた再開したいと思います。

ところで、最後にこの時代を象徴する一枚。これです。

Question and Answer. Pat Methey/w Dave Holland &Roy Haynes. Nonesuch. 1989.

Question and Answer
Question and Answer

ジャコパストリアスとジャズのあるべき姿を若いときに熱く語ったパット・メセニーは結局本格的なジャズ活動をするまでずいぶん長い回り道をしたようですが、これできっとやりたかったことをやったんでしょう!

ジャズは思えば不思議な音楽。ジャズをやりたいのに時代のせいでやれなかった人が多かったのではないでしょうか。まあ、ハードロックやプログレだって、あるいはクラシックだってもそうかもしれませんがね。

一曲目のマイルスのソーラーから最後まで、ギターでトリオを組むとこうなるんだろうなというシンプルな姿が浮かび上がります。メセニー得意のオーネット・コールマンの曲も五曲目にあります。

もっとも、残念なのは彼の演奏はトランペットやサックスのようなホーンの代用をギターがしているだけのようにも聞こえて、ジョーパスのような凝った作りこみや、ウェスモンゴメリーのような躍動感は今ひとつないのですが。

それでもずっとやりたかったことを今やれた!という心の奥からの開放感はあると思います。

ジャズ名盤20(1990-2010)では新生代のジャズがどうなっていくのか、1990年から現代まで追いかけます。あの人も!この人も出てきます。

休憩をもらっている間に過去記事同士のリンクを貼ったり、まとめのページを増やしたりしますが、原則新しい記事は書きませんので、それではしばしの間お別れですが、また来年お正月明けにお会いしましょう。


ロック小僧
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2009年11月18日

ジャズ名盤20(1970-1990)第二回発表ベスト20[Standard Time Vol.1]

【ジャズの復活を宣言する時代の光明となった一枚】

最近女王様(注:わが社の法務部兼クレーム処理班兼セクハラ処理担当部門の社員で「女王の教室」に出ていた天海祐希似で、私と一緒に外を回って頭を下げてくる役割を受け持つ)と一緒に車で外を回るときは、ジャズをかけていなかった。

女王様がジャズに詳しいのは分かったが、いつもむすっとしていて何かにお冠のようで、どういうタイミングで肯定的な反応のスイッチが入り、どういうタイミングでは反応しないのかかよくつかめていないから、面倒くさかった。

それで車内ではFMラジオだけ適当につけていた。彼女は仕事先から車で戻る途中で、いつもささっと地下鉄や電車の駅に逃げるように車を降りていった。

車が臭いということもないし、お口もくちゅくちゅぺ!うわ、こんなに汚れているの?をしているので、私のお口が気になるということもないだろう。原因は分からなかった。

しかし今日は私はあせっていた。なにせ、記念すべき第二回発表のトリを勤める20枚目のアルバムを決めなければいけないからだ。

あれもいいし、これもいいし、一体どれにすればいいんだ。人生の時間は短い。一日はとても短い。一日に何枚も聞くことはできない。学生時代は何とかできたが、ロック小僧20数年後のこんな仕事人間の現状では何とか時間をやりくりしないとアルバムをじっくり聞くことすらできないのだ。

仕方がないので、今日はもう女王様のことなどどうでもいいので、女王様と頭を下げた帰りの車で、彼女の表情を無視してCDをかける。

むいいいん。

「こ、これは…」

来た!女王様が反応した!

Marsalis Standard Time. Vol.1. Wynton Marsalis. Columbia. 1987.

Marsalis Standard Time, Vol.1
Marsalis Standard Time, Vol.1

「…」

と思ったらどうしたんだろう。何も言わない。ジャズ不遇の時代にピリオドを打ち、新生代のジャズが生まれようとしているこのアルバムが気に入らないのだろうか?

「これは…」

ちらっと横目でみるとなぜか彼女の目からすうーと涙が出てきた。そんなにこれは名盤なのだろうか。いや、どうも様子がおかしい。

「どうしたんですか」と改まった上司言葉でたずねてみる。

「これはウィントン・マルサリスですね。スタンダードタイムの一枚目・・・」

「うん、そうなんだけど」

「ごめんなさい、これは思い出があるんです」

「へー?どんな」

「部長はジャズに一生懸命なんですね。ブログを書いているって他の同僚から聞きました。なんか私の大切だった人もジャズが好きだったんです」

「ふ、ふーん?マルサリスが好きだったの?」突然の告白に少しあわてる。

「ええ、彼はサックス・プレイヤーだったんですけど。ごめんなさい、私のことをぜんぜんこれまで話してなくて。私が10年少し前にまだ10代終わりの頃でアメリカに留学していて」

「ふーん、そうなんだ」

「私は高校時代不良で親があきらめて私をNYに送りこんだんです。それで適当に絵の勉強をしていて」

「ふーん」

「彼は音楽学院に留学していて。私はジャズは知らなかったけど意気投合して、朝から晩まで彼と一緒にジャズを聞いてた。何も他になかったけどそれで楽しかったの。彼が学院に行っている間、私はレストランで皿洗いのバイトをしたりして」

「ふーん、そうなんだ、それでジャズに詳しいんだね」

「でも、ある日、気晴らしに、アメリカ人の友達からぼろぼろのアメリカ車を借りて、ちょっと二人で郊外まで運転したの。すごい夕日がきれいだった」

「ふーん、そうなんだ」

「でも、帰りにどうしてなのかわからないけど、田舎道を運転していたら、車が滑って」

「うん?」

「そのままちょうど道路わきにあった池まで滑っていって」

そこでまた彼女のほほに涙が伝わり始めた。

「うん、話せないなら無理に話さなくて良いよ」

「でもこのアルバム、彼が、おれのやりたいジャズはこれなんだ!ジャズは2000年になったら復活するって。このカセットを最後の日に車の中でかけていたんです」

「・・・」

「車は池に落ちて、沈んでいく車の中で、彼が私のシートベルトをはずしてくれて、私の側のドアも開けて、私を外に押し出したんです。でも彼は間に合わなくて。自分のシートベルトが外れなかった」

「・・・」

「でも彼、笑ったんです。最後に見えたときに。私は暗い水のなかに押し出されて。この曲もまだカーステでかかってたんです。沈んでいく車の中で」

「・・・そうだったんだ」

私は他に何もいえなかった。私も留学したときにいろいろな事件や事故を見てきたが、いつも決まってこういうときは何もうまく言うことができない。

「だから、あまりジャズのことは思い出したくなかったし、車に長時間乗っているのも実は怖いんです」

「・・・そうだったんだ・・・」

車は女王様が降りるいつもの地下鉄の駅についた。彼女は無言で降りようとした。私のトヨタ・マークXのステレオからは、四曲目Goodbyeがかかっている。

私は何か言わなければいけないような、何も言ってはいけないような気がした。

「それでも・・・」やっと私の口から言葉が出た。

「え?」彼女は半分外に乗り出した体を止めて振り返った。

「そろそろ前に進まなきゃいけないんじゃないかな。私も20数年前のロック小僧でずっと停まってたんだ。おんなじ音楽を何回も何回も何回も何回も聴いて。最近それがジャズのおかげで少し前へ踏み出せるようになったんだ」

女王はちょっと笑った。これまでに見たことのない笑顔だった。女王様などと呼んでは失礼な素直な顔だった。

「そうね、そうかも」

彼女は軽くドアを閉めて地下鉄の駅へと消えていった。


[スイングジャーナル誌ランキング:な、なぜ入っていないんだああ!]

[初心者・入門者へのお勧め度:マルサリスの演奏は冷たいとかいうのはうそです。録音が良いだけです。音を拾うマイクにリミッターをかけているからでしょう]
posted by ロック小僧 at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

ジャズ名盤20(1970-1990)第二回発表ベスト19[Fourmost]

【オヤジたちのオヤジたちによるオヤジたちのためのオヤジ賛歌】

フュージョンが盛り上がって盛り下がって、MTVが盛り上がってまさに最盛期に(結局MTVも90年代に入りアンプラグド・ブームで失敗。盛り下がるのだが)往年のスター・ジャズメンは一体何をしていたのだろうか。特に60年代に活躍した若手ミュージシャンなどはきっとこの時期、脂が乗ってミュージシャンとして一番円熟しているはずだ。
商業ブームに乗れなかったのは仕方がないとしても、せめてどんな演奏を60年代に青年だった「中年オヤジ」たちがこの時期繰り広げていたのか、聴いてみたい。

Fourmost. Jimmy Smith. Mile Stones Record. 1987.

Fourmost
Fourmost

と思っていたら、凄い面子に出くわした。少なくとも3人(ジョニー・スミス、スタンリー・タランタイン、ケニー・バレル)はこのブログの常連さんである。グラディ・テイトは馴染みがなさそうだけど、スタンゲッツのSweet Rain[5月31日過去記事参照]でドラムを叩いているんでやっぱりもう読者は彼のプレイを聞いているんだなあ。

ジャケットをぱっと見れば、みんな青年時代の面影がまだ色濃く残っているではないか!もっとも、もともと青年時代から濃い顔の人たちのような気もするので当たり前か。

何やらライブハウスの前で楽しげに四人のオヤジが傘をさして微笑んでいる。いいなあ、こういうジャケット。ケニー・バレルのミッドナイトブルーのジャケットなんてエルビスも真っ青の好青年だったのにやっぱり誰でもオヤジ化するんだなあ。

どれどれCDに針を下ろしてみよう。ライブではあるがさすがに80年代後半、音は良い。一曲目Midnight SpecialはゆっくりしたR&B調。ジョニー・スミスもケニー・バレルもブルースが得意だからこんな感じになるんだなあ。この黒っぽいけだるさはいいなあ。ジョー・サンプルなんかのしゃきしゃきしたR&Bとは違った、だらーん、ごろーん、のびのびー、という気だるさだなあ。

二曲目のMain Stemは静かなジョニーのオルガンに始まり、ケニーのギター、タランタインのサックスとだんだん盛り上がってジョンロードも真っ青の豪快なオルガンソロに引き継がれ、最後はまた静かに終わるという曲。この緩急は凄い。

その後、Summer timeとか有名な曲がケニーのギターで弾かれ、とどめはやっぱり6曲目マイ・ファニーバレンタインだろう。ボーカルはグラディ・テイトが取っていてかなり低いバリトンで優しく語りかけるように歌う。その後ろをゆったりと流れるオルガン、滑らかなギター。これはマイファニーバレンタインの元祖であるチェットベイカーともマイルスとも違う、そう、なんかオヤジが歌う演歌のようだ。

何かアルバム全体が親父賛歌で包まれている。親父にしかかもし出せない壮大な優しさに満ちている。

最後七曲目はアップテンポでオヤジでもやるときはやるんだという意気込みでどんどん突っ込んでいく。それにしてもみんなうまい。ケニーバレルのギターなんてとてもコピーはできそうにない。それはどのオヤジたちの技術もみんな同じだ。

とても高いところで全力疾走したかと思うと、だらーん、ごろーんと気だるい味も出す。朝から晩まで張り詰めてばかりの若者には絶対出せない味。

それがこのオヤジアルバムには溢れている。

[スイングジャーナル誌ランキング:入ってないよなあ…]

[初心者・入門者へのお勧め度:それぞれの面子のファンならぜひ聞いて欲しい一枚。オヤジたちの見事な絡みに納得する]

posted by ロック小僧 at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

ジャズ名盤20(1970-1990)第二回発表ベスト18[Duotone]

【MTV時代の寵児・鬼才なのに聞きやすい一枚】

音楽を伝達する媒体の進化が音楽そのものを変えることは良くある。例えばステレオだ。今は当たり目過ぎて誰も気がつかないステレオ効果だが、ピンクフロイドやビートルズの曲をステレオで聴いたときは度肝を抜かれた。

それに比べて同じ時代なのに日本の歌謡曲はステレオ効果がつまらない曲が延々と続いた。多分ラジオやテレビでかかることを意識していたからなのだろう。

そう、媒体は音楽を変える力を持っている。あの彼ももしかすると媒体がマッチしていなければ日の目を見なかったかもしれない!

Duotone. Kenny G. Arista Records. 1986.

Duotones
Duotones

というわけで、ケニー・Gです。彼ほどMTVという新しい媒体に映えるジャズメンはいないのでは。

「え〜ジャズにカウントしていいの」という不満も聞こえてきそうですが、それだけジャズをポピュラーにしたということですね。ちゃんとプレイボーイが選んだ名盤[特別記事参照]にも選ばれています。もっとも前回ちょっと紹介したドント・ウォーリー・ビーハッピーまでもが選曲されているから、このころの「ジャズ」というカテゴリーはかなりアバウトだったのか。

ケニー・Gの経歴はあんまり知られていませんがメジャーになるまでの下積みが結構長くて、ジェフ・ローバー・フュージョンというバンドなどを経てソロになってソロになってしばらくしてからまさにMTV時代という大きな波が来てようやく大ヒットした。MTVがなかったらどうなっていたのだろうかと興味深々だ。

MTVの印象としてはどっちかといえば、この後に出たライブのGoing Homeなんかが真っ青なバックグラウンドで何か神聖な儀式のような感じで吹きまくっていた彼の印象が深いが、どれ、とりあえずCDに針を下ろして・・・みないでも一曲目Songbirdは心の中にその細部までもありありと響く。

ケニーのルックスと違ってこの曲から見える情景はノルウェー辺りの湖と海が連なっている様子。深い樹木の茂り、そこに憂いを称えた男性が遠くの雪をかぶった山の頂をぼんやりと眺めている・・・ような気がする。何かとても広陵で冷え冷えとした情感がわく。

アメリカのミュージシャンなのに変だなというのが最初の印象だった。

人によって見える景色は違うかもしれないが、夜とか、寒いとか、樹木とかそんな感じではないだろうか?

一曲目はテクニックも控えめに演奏しているように思うが、二曲目のソウル調のMidnight Motionから彼の必殺技が次々と炸裂する。誰だよ、ケニーは歌謡曲だと言ったのは。

と思っていたら、三曲目Don't Make Me Wait for Loveは見事なまでに、グローヴァーワシントンジュニアで確立されたソウルシンガーPLUSジャズメン=黄金のスローバラード=ヒット曲=歌謡曲というパターンである。歌っているのはやっぱり当時というかこのちょっと後でMTVの寵児になったマイケルボルトンだとずっと思っていたんだけど、実はLenny Williamsというソウルシンガーでした。いいなあ、この曲は泣ける。

六曲目のWhat Does It Take (To Win Your Love)という曲も力強いソウル曲だ。歌っているのはEllis Hallというボーカリスト。なんかサックスは補助というか、一曲ぐらいは吹かなくても大丈夫だよという潔さがある。

結局ソウルの曲と彼らしいノルウェーの森のような曲とがバランスよく配列されたアルバムになっている。そして結構長い。聞き応えがある。1曲目が大好きな人は9曲目Estherも聞き逃せない。私としてはケニーはこの路線が一番合っていると思うんだなあ。

ちょうど自分がアメリカに留学なんかに行っていた頃ケニーGは流行っていた。寮の学生食堂で朝から晩までかかっていた。あの後カシオから出たおもちゃのMIDIサックスを買ってGoing Homeを吹いて遊んだっけなあ。

MTVの時代ってアメリカが輝いていたなあ。

[スイングジャーナル誌ランキング:意外にも入っていなかった!]

[初心者・入門者へのお勧め度:ジャズも売れるということを知らしめたというだけでなく、聞いていて気持ちのいいジャズもあるんだということが分かった一枚。歌謡曲?いやいや侮ってはいけません]



posted by ロック小僧 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

ジャズ名盤20(1970-1990)第二回発表ベスト17[Vocalise] 【早口のラインダンス音楽が好きならはまる一枚】

ロック好きでもありジャズファンでもある人間にとって非常に興味あるのがジャズの名インスト曲に歌をつけてみたらどうなるのだろうかということだ。

きっと面白いのだろう・・・いや、きっと原曲が壊れてだめになってしまうのだろう・・・などなど期待と不安が入り混じる。

マイファニーバレンタインのようにマイルスデイヴィス版がインストで、チェットベイカー版が歌入りになっているというものもないわけではないが、徹底的に歌の要素を追求するとこうなるというのを聞かせてくれるのがこのグループ。

Vocalise. Manhattan Transfer. 1985. Atrantic.

Vocalese
Vocalese

というわけで、ヴォーカリーズなのだがジャズギターの入門本でも紹介されてた覚えがあるし、アレンジの教則本のようなものにも紹介されていたような気がする。とにかくこのアルバムはコーラスを目指すものにとってある種お手本になる必聴アルバムらしい。

どれどれCDに針を下ろしてみよう。

うーん、一曲目That's Killer Joe、二曲目Ramboと中々華やかなバニーガールがラインダンスを踊っているような音楽で面白い。とにかく早口でメンバー五人(四人なのだろうか?表ジャケットでは四人で中ジャケットでは5人なのだが)が次々と入れ替わってにぎやかで面白い。

その早口で万華鏡のようにコーラスが入れ替わるのは三曲目Airegen。Airegenといえばとても有名な曲で、このブログで紹介したアルバムでは、マイルスデイヴィスのCookin'[2月22日記事参照]に入っている。うーん、こりゃ凄い。本当に万華鏡のようにくるくる入れ替わってカラフルな声の色でどんどん攻めて来る。オリジナル曲の一音一音も逃さないように丁寧に歌詞をつけて、それをものすごい早口で歌いまくる。

うーん、ちょっと疲れた。と思っていると、四曲目はスローな曲で少し落ち着く。

六曲目Another night in Tunisiaも有名なジャズの曲に歌詞をつけてみたものだが、アカペラになっていて、裏で一生懸命デュデュデュー言っているのは、ボビー・マクファーリン。ドント・ウォーリー・ビー・ハッピーで有名なあの人だ。何やら彼も早口でアラララアラララ言っている。この曲ボビーのSpontanious Inventionsというアルバムにも入っていて、なんかこのヴォーカリーズを買ったとき、損した気分になった(笑)。別バージョンかと思ったが、まったく同じ。

そんな感じで最後まで果てしなく早口でどんどん入れかわるコーラスが続くのだが、とっても時間をかけて丁寧に作ったなと思う反面、教科書的なコーラスというよりは耳が忙しくて聞くのが疲れるというのが最初の印象。

というか何回聞いてもちょっとこういうスタイルのバニーガールのラインダンス音楽を喜んで聞く人はもうこの地上には存在しないだろうなというのが本音かな。

[スイングジャーナル誌ランキング:入っていません]

[初心者・入門者へのお勧め度:もしかするとこれの前の作品で、ウェザーリポートのバードランドが入っているExtensionsのほうがいいのかも…あるいはベスト盤でも買った方がいいのかも…]
posted by ロック小僧 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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