2009年03月15日

ジャズ名盤20(1950-1969)第二回発表ベスト8[Sarah Vaughan]

のだめもどきの部下(以下「の」):「ぶっ長、またやってしまいましたよ」

部長(以下、「部」):「え!な、なにを」

の:「何をってとぼけて、水曜日の・・・」

部:「ぴー!がしゃんがしゃん、かちゃかちゃ、ぼこん」

の:「あ!部長が!ロボコンが壊れた!はやくはやくお注射を」

ぶすっ しゅうううううう ムクっ

部:「ああ、びっくりした、なんだったんだ今のは。何かのスタンド攻撃か」

の:「何を訳の分からないことを。水曜日のブログはまたどうしたんですかって言おうとしたら部長が壊れたんじゃないですか」

部:「そ、そうなんだ。今週も残業で出せなかったんだ。申し訳ない」

の:「まったくもう、出せないなら、堂々と週一回刊行にしたほうがいさぎが良いですよ」

部:「いや、絶対出す。きっと出すと思う。出すんじゃないかな、出さないかもしれないから覚悟をしておけ」

の:「何をさだまさしの「関白宣言」の俺は浮気はしない、きっとしないと思う、まあ、ちょっとは覚悟しておけ、みたいなことを言っているんですか。部長その世代じゃないでしょう」

部:「は!そうだった、あの時小学生ぐらいだったかな、まあいいや。今日のお勧めはすでに考えてあるんだ」

の:「うわーい、何ですか」

Sarah Vaughan. Sravaughan. Verve. 1954.

Sarah Vaughan W/ Clifford Brown
Sarah Vaughan W/ Clifford Brown
*私の持っている盤と少しジャケット・タイトルが違います。


部:「というわけで、サラ・ヴォーンだ」

の:「うわーい、また歌ものですね」

部:「ただの歌ものではないぞ。トランペットを吹いているのは第二回発表第一位のクリフォード・ブラウンだ!彼は情熱直球型の吹き方しかしないと思っていたら、ちゃあんとバックに合わせてとってもやさしい吹き方もできるんだ」

の:「そうなんですかあー」

部:「フルートのハービー・マンも後でもう一回ブログに出てくるから覚えておいたほうがいいな。そもそも私はフルートを聴くとキングクリムゾンの一枚目の・・・」

の:「うわーい(人の説明を聞いていない)、でも酔っ払いが歌ってるみたいですよこのアルバム」

部:「なんてことを。彼女の表現力の豊かさに気がつかないなんて。わざとそうやって有名な一曲目Lullaby of Birdlandを歌っているんだ。まるで赤ちゃんを寝かしつけるような・・・それの証拠に4曲目のJimなんかはとても透き通る声で歌っている」

の:「二曲目のApril in Parisも有名な曲じゃないですかあ!これはお買い得ですよお」

部:「うん、そうだろう。ところで、ジャズは黒人が白人音楽を目指した音楽で、ソウルは白人音楽が黒人を目指したものだと、このアルバムを聞いて分かった」

の:「はあ?何を訳の分からないことを」

部:「ジャズを歌う人は歌詞が聞き取れるようにはっきりと丁寧に歌う。前のチェットベイカーもそうだ。でもソウル歌手は白人のポップな音楽にのってわざと黒人の言葉で歌うんだ」

の:「はあ?さっぱり訳が分かりません。部長考えすぎです。今度の水曜日はがんばってくださいよ!」


[スイングジャーナル誌ランキング:あのちょっと怪しいランキングには入っていませんが、プレイボーイ誌が選んだジャズ名盤には一曲目が選ばれています!]

[初心者・入門者へのお勧め度:パワフルなものから優しいささやきのような表現方法まで本当に豊かです。ただ原則声が太いので、そういうのが苦手な人はだめかもしれません]
ラベル:サラヴォーン
posted by ロック小僧 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

ジャズ名盤20(1950-1969)第二回発表ベスト7[It could Happen to You]

今週末に急に部下ののだめもどきが飛び込んできた。以下、彼女との会話。

の:「部長、水曜日に大変なことやっちゃったみたいですよ」

部:「ぎく!な、なにをやったんだ?」

の:「ブログの刊行をサボっちゃったみたいですよ」

部:「そ、そうなんだ。仕事で忙しかったのと、『死なないで運動』をちょっとでも進めようと思って、作曲ソフト『SONAR』と格闘していたら、いつの間にか水曜日が終わってしまっていたんだ。すまんすまん」

の:「すまんすまんじゃ読者が許さないですよ。水曜日に刊行するって言うから待っていたらひどい裏切りじゃないですか」

部:「読者のみなさん、すみません。これでサボりは二回目です。お許しください」

の:「それに『死なないで運動』をやりますなんていって、さっぱり曲ができ上がってこないじゃないですか。デモだけじゃ納得できませんよ」

部:「それが、歌を歌ってくれている沢城小雪さんがまだ大学のテスト中なんだ。もうそろそろ終わると思うんだが。それからボーカロイドが歌うメガミックスはあとちょっとで完成だ」

の:「運動っていっても具体的に何するんですか」

部:「う、うむ、歌ができたら、まず携帯の着信で流行らせようかなと思っている。なんといっても、若い人が毎日音楽を聴くのはそこだから」

の:「ユーチューブにも載せたほうがいいですよ。画像も撮っているんですか」

部:「う、うむ、アイディアはできて、今度画像を撮りに行こうかと思っている。それから歌ってくれるかどうかは分からないけど、プロの方に歌ってもらおうと思うんだけど、プロ第一号の見当をつけた」

の:「うわー誰ですか?」

部:「歌ってくれるかどうかはぜんぜん分からないけど、ジャズつながりということで、「歌う技術」という本を書いた堀江眞美さんという歌手に送ってみようかと思う」

の:「うわー歌ってくれるんですか?」

部:「だから、分からないけど送ってみるということだ。彼女は『千の風になって』のアレンジとピアノも担当したらしい」

の:「歌ってくれるといいですねえ。一応着々と進んでいるんですね。でもブログのほうも書かないと許しませんよ。今日は許す代わりにリクエストに来ましたです」

部:「な、なにをリクエスト!?」

の:「セクシーでやさしい男性ボーカルを紹介したら許すです」

部:「なんだ、良かった、セクシーでやさしい女性サックス奏者を紹介しろなんていわれたら困るところだった。今アジアでツアーをやっているロッド・スチュワートのステージではどうやらセクシーでやさしそうな女性がサックスを吹いているようだが・・・まあ、それはさておき、じゃあ、日曜日に紹介するのは、彼しかいない」

It could Happen to You. Chet Baker sings. Riverside. 1958.

Chet Baker Sings It Could Happen to You
Chet Baker Sings It Could Happen to You


というわけで、水曜日はブログが刊行できなくて申し訳ありません。セクシーでやさしい男性歌手、チェットベイカーでお許しください。

私のジャズコレクションの中では、トランペッターはなぜか次々と自然増殖していくのですが、チェットもその一人です。しかし彼の魅力はトランペットもさておき、歌なのではないかと思います。

何枚か彼の歌のアルバムがありますが、これはその中でも一番優しくて甘くて、うっとりするものではないでしょうか。

ちょっと聞くと女性のようにも聞こえる彼が丁寧に耳元でささやきかけるように歌うこのアルバムはたまりません!特に女性にとっては最高の歌ものアルバムです。

私は二曲目I'm old fashionedが大好きです。ほかの曲もすべて聞きやすく、覚えやすい歌詞で最高です。トランペットももちろん吹いていて、七曲目Everything happens to meなどのソロではまさに歌いかけるような彼の優しいペットの音色が聞けます。

恋人と一緒に、夜空を見ながら、ジャケットのようにゴンドラに揺られる気持ちで聞いてください。

[スイングジャーナル誌ランキング:うーん、入っていませんね。刺激が足りないんでしょうか?]

[初心者・入門者へのお勧め度:力をぬいてぼーっと聞くもよし、うきうき気分のとき聞くも聞いてよしっす。歌詞が聞き取りやすくて英語の勉強にもなるっす]
posted by ロック小僧 at 22:57| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

ジャズ名盤20(1950-1969)第二回発表ベスト6[The Art Tatum Masterpieces. Volume Four]

今日から少し時代を新しくしていこうかと思いましたが、いくつか紹介が漏れているジャズの巨匠がいるのでそこを押さえていきたいと思います。

もう皆さんの中にはジャズ魂というかスイング魂というかが脈々とみなぎっていると思うので、少し変則的な楽器編成でもOKですよね。モダンジャズというと基本的に少人数でピアノ+ベース+ドラム、あるいはそれにトランペットやテナー、アルトのサックスを入れて。ピアノは入ったり入らなかったり、という感じのものが多いですが、たまには変な編成を紹介しましょう。

The Tatum Group Masterpieces. Volume Four. Art Tatum. 1955.

Tatum Group Masterpieces Vol.4
Tatum Group Masterpieces Vol.4

アート・テイタムというのは巨匠を超えた巨人です。4歳のころからほとんど目が見えず、音楽は最初眼鏡をかけて譜面を読んで、もっと見えなくなってからは点字で覚えたそうです。

1909年に生まれた彼は、ほかのバップスターとは二世代位生まれが早いようで、なんとオスカーピーターソンのメンターになっていたようですね。

あまり彼のアルバムが残ってないのは残念ですが、50年代にNorman Granzというプロデューサーがたくさんテイタムさんのレコードを彼の手痛むまで録ってくれました。

このアルバムもそんな一枚で、なんとヴァイブとドラムの三人という一見さびしそうな編成ですが、す、すごいぞ、テイタムさん!本当にピアノ一人でやっているの?なんか二人ぐらいいるんじゃないかというくらい音の数が半端ではない。

ベースがいないのもまったくさびしくないほど、鍵盤の上から下まで、走り回っている!

オスカーピーターソンが彼に師事したというのも分かる気がします。このピアノに慣れると他のピアニストたとえば、某ビル○○○スなどは子供みたいだなあ、手が動いてないじゃないと思ってしまいます。

曲としては私が大好きなLove for Saleはもちろんですが、二曲目 Stars Fell on Alabamaや7曲目Body and Soulもかっこいいですね!

ヴァイブもピアノと似た役割でどうだかなあ、と買う前は思いましたが、息もぴったり、違うタイプの超絶技でもう声がでません。ドラムもベース成分の不足を補って十分です。

テイタムさんはアルコールの過度の摂取で早くになくなってしまいました。ジャズ界にだけでなくクラシック奏者にも信者のいたテイタムさん、まさに巨星堕つという感じで残念です。

[スイングジャーナル誌ランキング:78位に別のアルバムが入っていますなあ]

[初心者・入門者へのお勧め度:すごい超絶テクなのに、どの曲も落ち着いて聴けるっす。どちらかというと夜、静かに聴くタイプのアルバムでしょうか]
posted by ロック小僧 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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